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レース展望/Playback 浜名湖賞

GⅠ浜名湖賞開設71周年記念

レース展望

現在の静岡支部をリードする菊地孝平と深谷知博。どちらも地元実績は高く、今回の優勝候補筆頭ではあるが、メモリアル終了時点での今年の成績に関しては、菊地が賞金ランキング3位、深谷が28位。マスターズチャンピオン優勝を含むGⅠV2の菊地の充実ぶりが光る。ともに年末へ向けて1円でも多く稼いでおきたいところで、この地元周年はいつもに増して気合いが入る。
遠征勢では峰竜太の存在感がひときわ光る。こちらは21年の68周年から当地4連続優出中。しかも23年7月モーターボート大賞、今年1月70周年で連続V。水面相性は超抜級と言える。
そしてもう一人、浜名湖巧者を挙げるなら豊田健士郎だ。当地は水が合うようで、内外問わず軽快なレースを披露する。今年はV7、GⅠ戦線でも見せ場を作るなど、大きな成長の跡を見せている。この好相性水面であれば、GⅠ初制覇の期待も膨らむ。
走りに貫録が出てきた磯部誠や上條暢嵩、当地メモリアルでSG初優勝を果たした片岡雅裕、丸亀メモリアルでも地力の高さを見せた池田浩二など豪華メンバーの競演を大いに楽しみたい。

Playback GⅠ浜名湖賞開設70周年記念

同じ70周年ということもあり、本大会は「ゴジラ-1.0」とタイアップして行われた。ドリーム戦、初日は峰竜太、2日目は菊地孝平が快勝し、その後も順調にポイントを重ね、峰が予選トップ通過。2位はその弟子の上野真之介、3位は菊地でそれぞれ準優勝戦を1着でクリアした。優勝戦は峰がゴジラばりの迫力満点のイン逃げで他艇を制圧。表彰式では「ガオ〜!」と怪獣ポーズでファンを沸かせた。


Playback GⅠ浜名湖賞開設69周年記念

予選トップ通過を果たしたのは坪井康晴。さすがの調整力を発揮し、行き足を中心に機力を仕上げた。準優勝戦を快勝し、優勝戦も1号艇。地元GⅠ初制覇へ機運は高まっていた(SGはV2の実績)。
坪井がトップスタートを決めたが、隊形は中へこみ。大外の茅原悠紀の仕掛けに呼応する形で、すーっとまくりに動いた今垣光太郎。「坪井君に飛ばされるかもしれないけど、行くしかない」と覚悟を持った攻撃が最高の結果をもたらした。


Playback GⅠ浜名湖賞開設68周年記念

注目のエース機を引いたのは地元の板橋侑我。その底力をいかんなく発揮して、シリーズリーダーになると、優勝戦まで突っ走り、GⅠ初優勝を達成した。一足飛びにスターレーサーへの階段を駆け上がった板橋は、この時点でGⅠは3節目の参戦。さらに一般戦を含めて予選トップ通過を決めたのも初めてだった。準優、優勝戦とプレッシャーのかかるシーンを勝ち抜けたのは師匠・笠原亮の存在があったから。「笠原さんに教えてもらったプロペラをベースに調整して、自信を持って走れました」と感謝の言葉を口にしていた。

キーワードは『浜名湖賞』